“野菜でかさ増し+たんぱく質”の型で、1食300〜450kcalに収めるのが現実解。 本稿はピーマンを中心に1食あたりの量(g)・油の上限・保存日数まで定量で示し、7レシピを所要時間3〜15分で用意できる形に整理します。
栄養の要点(“できること”を数値で)
可食部100g ≒ 22kcal 食物繊維 ≒ 1.3〜1.7g/100g ビタミンCが豊富(抗酸化・鉄吸収のサポート)
※ 辛味成分(カプサイシン)は辛い唐辛子の話で、ピーマンは対象外です。
他野菜との比較(100gあたり)
野菜 | エネルギー | 糖質(目安) |
---|---|---|
ピーマン | 22 kcal | 約3.2 g |
キャベツ | 25 kcal | 約4.7 g |
ブロッコリー | 34 kcal | 約4.0 g |
トマト | 18 kcal | 約3.9 g |
落とし穴→回避ルール(運用基準)
- 油の入れすぎ禁止:小さじ1を超えた分は+36kcal/小さじでカウント。マヨ大さじ1は+100kcal前後。
- たんぱく質不足:1食たんぱく質20〜30gを確保(鶏むね100gでたんぱく質22〜24gが目安)。
- 作り置きの劣化:冷蔵3日/冷凍1か月/再加熱は中心75℃を意識。
- 味に飽きる:塩・ポン酢・カレーパウダー・柚子胡椒の4ローテで回す。
時短レシピBEST7(3〜15分・栄養を定量表記)
① レンチン無限ピーマン(3分)
約80kcal/1皿 たんぱく質 2g 糖質 3g 油 4g(小さじ1)
細切りピーマン120g+ごま油小さじ1+塩少々+黒こしょう。600Wで2分→和える。
② ピーマン×鶏むねのさっと炒め(7分)
約230kcal たんぱく質 27g 糖質 5g 油 4g
ピーマン120g+鶏むね100g。油小さじ1、塩麹小さじ1でコク出し。
③ 豆腐とピーマンのとろみスープ(5分)
約140kcal たんぱく質 12g 糖質 7g 油 0g
木綿豆腐150g+ピーマン80g+片栗粉小さじ1/鶏がら少々。
④ ピーマンの肉詰め(オーブン/10〜12分)
約260kcal たんぱく質 24g 糖質 6g 油 3g
鶏ひき120g+木綿豆腐60gで軽く。ピーマン2個に詰め、焼き上げ。
⑤ 玉ねぎ甘酢炒め(6分)
約120kcal たんぱく質 2g 糖質 12g 油 2g
ピーマン100g+玉ねぎ120g。酢大さじ1・砂糖小さじ1/2・油小さじ1/2。
⑥ 塩昆布あえ(2分)
約60kcal たんぱく質 2g 糖質 3g 油 0g
細切りピーマン100g+塩昆布5g+白ごま。作り置きは冷蔵3日。
⑦ 彩りナムル(5分)
約110kcal たんぱく質 3g 糖質 7g 油 4g
ピーマン80g+人参80g。ごま油小さじ1・塩・にんにく少々。
1週間テンプレ(上限を決めて回す)
1食300〜450kcal/たんぱく質20〜30g/油は小さじ1以内を共通ルールに、以下を回す。
タイミング | メニュー案 | ポイント |
---|---|---|
朝 | 豆腐とピーマンのとろみスープ+ご飯100g | 温かい汁物で満足感UP |
昼 | 鶏むね×ピーマン炒め+雑穀ご飯120g | たんぱく質確保(鶏むね100g) |
夜 | 肉詰め2個+サラダ+スープ | 主食量は活動量で調整 |
間食 | 無糖ヨーグルト150g+果物少量 | 甘味は200kcal枠内 |
FAQ(よくある質問)
生と加熱、どっちが良い?
ビタミンCは加熱で減りやすい一方、短時間炒め・電子レンジなら損失は抑えられます。生・加熱を半々で回すのが現実的。
作り置きの保存目安は?
冷蔵3日/冷凍1か月。再加熱は中心75℃以上。水分の多い副菜は早めに消費。
子ども・高齢者でもOK?
OK。細かく切る/柔らかく火入れ/味は薄めで。
体重が停滞する時は?
飲料のカロリーゼロ化→油量の見直し(小さじ1→1/2へ)→主食量を−20%の順で調整。
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